「黒人を勝手に殺すな」(BLM)から「法と秩序」へ2020/09/05

 8月25日、ケノーシャでJ・ブレイク殺害抗議デモで「自警」少年が発砲して2人殺害がまだもめている9月3日、今度はワシントンでまた尋問を恐れて車から逃げ出した黒人を警察官がを射殺。2日前にはロサンゼルスで、自転車に乗っていた黒人男性を交通違反容疑で呼び止めた警察が射殺…。警官による殺害と抗議はほんとど日常化。

・日本では、不祥事や議員逮捕や思いつきコロナ対策でもう国会も開けなくなり、やる気のなくなったアベに、誰かが入れ知恵して「病気理由」に「最長政権」で一旦ひかせ、同情誘って権力私物化の垢や埃をかけ流し、根っから執事に代役をやらせ、殿を守ってしばらく尻拭い、来年の幻のオリンピックの後の総裁選で、健康回復「待望」の再登板、高支持率(今でも高い)で今度こそ一気に改憲と、いかにもなシナリオが囁かれている。スガがほんとに首相になりそうだから、きっとこれは本当なのだろう。画策したのは日本会議の黒幕あたりか。

・アメリカでは、キヤラの弱いバイデンに水をあけられていたトランプが、警察官による相次ぐ黒人殺害・銃撃で「人種差別」批判が盛り上がるなか、むしろ「法と秩序」の名のもとに、デモを「暴動」とすり替えて「秩序維持」の警察を押し立てて「強い大統領」をアピール。アメリカ人が警戒し脅威に思っている中国にも強硬姿勢、経済制裁に止まらず軍事対立にまで持ち込んでいる(世界に緊張)。大人しいデモは不思議にすぐに「暴動」になる。
怒りが重なるから当然?J・フロイドの弟が必死でデモ参加者の怒りを抑えていた。デモが拡大すれば警察・治安部隊だけでなく、「自警団」や挑発者が出てきて、犠牲が増えかつ弾圧が正当化されることを知っているからだ。トランプは発砲少年を「愛国者」と呼んだ。黒人たち(やその支持者)はそれでもますます殺される(このニュース)。そんな事件が重なるだけ、アメリカ社会は不安になり、逆に「秩序」を求める。つまり黒人が警察に殺されることより、警察に「秩序」を守ってほしいということだ。それでトランプは支持を拡大する。ワクチンは強引に選挙前にも使えるようにする。ということで、多くのアメリカ人はいまや「もう4年」を求めているようだ。

・日本は悪どい画策がまんまと通りそうだというだけだが、アメリカは(とくに黒人たちにとっては)地獄のぬかるみ、「暗黒啓蒙」派や陰謀バノンがほくそ笑んでいる。酷い世界の流れだ。

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