シンポジウム「立憲主義の危機」のお知らせ2015/05/25

立憲デモクラシーの会主催
シンポジウム《立憲主義の危機》

日時:6月6日 午後6時~8時30分(開場午後5 時30分)
会場:東京大学(本郷)法文1号館 25番教室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
(会費無料、事前予約不要)。

東西の憲法学の重鎮、佐藤幸治京大名誉教授、樋口陽一東大名誉教授が顔をそろえ、憲法について議論を行います。
特定秘密保護法が制定され、さらに集団的自衛権容認の閣議決定と、日米安保体制の事実上の拡大、それに基づく安全保障関連法制の一括整備など、憲法を逸脱した安倍政権の「違憲状態」運営が続いており、あまり悠長なこともしていられない状況ですが、「立憲デモクラシーの会」としてはここで憲法の何たるかをしっかりと確認し、現下の状況の異常さを幅広く訴えて行こうと考えています。
樋口陽一さんは、先日亡くなった奥平康弘さんと並ぶ東大憲法学の重鎮、フランスはじめ国外でも著名で、菅原文太さんや井上ひさしさん等との交友でも知られています。一方、佐藤幸治さんは、憲法史の観点から独自の憲法論を展開し、近年では裁判員制度・法科大学院の制度設計などにも尽力されてきました。そのお二人がいま「立憲主義の危機」という共通認識をもとに顔を合わせ、そこに現在の憲法学をリードする石川健治さんが加わって議論します。
危機の現状を前に、日本の憲法学会の屋台骨を支える代表者たちが立ち上がります。皆さんふるってご参加ください。
*なおIWJ(インターネット・ウェブ・ジャーナル)で同時中継を行います。

[次第]
・開会の辞 山口二郎(本会共同代表・法政大学教授)

・基調講演 佐藤幸治(日本学士院会員・京都大学名誉教授)
「世界史の中の日本国憲法——立憲主義の史的展開をふまえて」

・パネルディスカッション 「憲法は何をまもるのか」
佐藤幸治
樋口陽一(本会共同代表・日本学士院会員・東京大学名誉教授)
石川健治(東京大学教授)
司会 杉田敦(法政大学教授)

・閉会の辞